建物を解体せずに「封じ込め」でアスベスト対策

建築物にアスベスト含有の建材が使用されていることがわかったら、被害が生じる前に早めの対策が必要です。アスベストを除去する方法は主に3つあると言われており、アスベストを完全に除去する「除去工法」、アスベスト含有建材を封じ込めてしまう「封じ込め工法」、アスベスト含有建材を囲い込む「囲い込み工法」を状況に応じて使い分けていきます。

手軽にアスベスト対策をするなら「封じ込め工法」

建物の劣化によって、アスベスト含有建材が露出している場合は、「封じ込め工法」でアスベストの飛散を防げます。封じ込め工法とは、外側からアスベストを固めるための溶剤を吹きかけて、アスベストが飛散しないように封じ込める方法です。アスベスト含有の外壁材や屋根材の上から、新しい建材で覆ってしまう工法などが封じ込め工法にあたります。外側からアスベストを固める作業なので工事期間が短く、工事費用も比較的抑えられるメリットがあります。作業中にアスベストが飛散する可能性も非常に低いため、近隣にアスベストの被害が広まってしまう危険も防げるでしょう。

封じ込め工法でアスベストを除去する

封じ込め工法でアスベスト対策をすることに決めたら、作業に向けて準備をしていきましょう。作業を行うことで粉じんが生じる可能性がある場合には、作業開始日の14日前に「特定粉じん排出等作業実施届出書」を提出します。作業に立ち会う作業員は、万が一アスベストが飛散したときに吸引しないよう、適切な作業着を用意しておきたいですね。