アスベストが原因で起こる病気「肺気腫」とは

「肺気腫」という病気は、主に喫煙が原因で起こるものです。肺に影響を与える原因として、大気汚染などが挙げられることもあります。そして、近年増え続けているのが「アスベスト」が原因で発症する肺気腫です。詳しい症状と治療について知っていきましょう。

アスベストによる肺気腫の症状

大量に吸い込んだアスベストが肺に負担を掛け、肺気腫を引き起こしてしまうことがあります。アスベストが原因で起こる肺の病気なので、「アスベスト肺」とも呼ばれています。アスベストを吸い込んでから症状が出るまでには潜伏期間があり、15年以上経過してから体調に異常を感じる場合がほとんどです。発症するまでは無症状であることが多く、発症すると息切れを起こしやすくなったり、せき・たんが出やすくなります。また、慢性気管支炎を合併した状態が多くみられるため、喘息のような症状が出ることもあります。

アスベストによる肺気腫の治療

アスベストによる肺気腫は、画像診断や血液検査などで診断されます。患者さんの状態に合わせて、吸入薬などの投薬や呼吸リハビリテーションで症状の改善を目指します。破壊された肺の器官をもとの状態に戻すのではなく、の残されている機能を活かすことが治療の中心となります。アスベスト肺は、症状が進行することで「肺がん」を引き起こす恐れもあるため、早めに症状に気付き治療を始めることが大切です。若いころにアスベストを扱う仕事をしていた方や、過去にアスベストを大量に吸い込んだ可能性がある方は、日頃から体調に注意しておきたいですね。