建物の天井に含まれるアスベストに注意

アスベストによる健康被害がわかるまで、石綿(アスベスト)と石綿が混ぜられた吸音板などが建物の天井に使用されていました。鉄骨造りの天井に「石綿吸音板」が施工されている建物は、現在でも残っています。

天井に使われているアスベスト含有建材「石綿吸音板」

学校の教室や公共施設の天井に使用されることの多い吸音板は、主に防音の役目を担っています。現在は、アスベスト含有建材の使用が禁止されているため、石綿を抜いた「岩綿吸音板」が使用されています。しかし、2004年まではアスベスト含有の「石綿吸音板」が使われていたと言われており、2004年以前の建物には石綿吸音板が用いられている可能性があります。天井にアスベストが含まれていると思うと不安に感じますが、アスベストはそのままの状態であれば特に問題はありません。天井が劣化し、アスベストが空気中に飛散する恐れがある場合には、健康被害の危険性が出てくるため何らかの対策を行う必要があります。

天井の「吹き付けアスベスト」にも注意

天井に使用される吸音板のほかに、直接天井へ吹き付けられた「吹き付けアスベスト」にも注意しましょう。耐火・断熱・吸音などの目的で天井に吹き付けアスベストが用いられていたことがあり、天井の劣化によってアスベストが飛散する可能性が考えられます。解体・撤去・封じ込めなどのさまざまな方法で対処可能なので、天井の劣化が気になる場合は早めに行動すると良いでしょう。