ガンなど重大な健康被害の原因となるアスベストとは何か?

建築材に使われ肺がんなど重病の原因になるアスベスト。
その正体はいったい何なのでしょうか?
アスベストが引き起こす健康被害とともに解説します。

アスベストとは何か?

アスベストとは天然に存在する非常に細い繊維状の鉱物で、その太さは髪の毛の5000分の1程度となっています。
人によっては石綿(せきめん・いしわた)の名前の方が馴染み深いかもしれません。
耐熱性や絶縁性に優れるため建築業界で断熱材や絶縁材として広く利用されてきました。
しかし吹き付けアスベストによる健康被害が問題となり、これを受けて2004年にはアスベストの製造・輸入・使用が原則禁止になりました。
アスベスト被害者を救済する法律も2005年に制定されましたが、問題は根深く2018年においても新たな被害者が生まれています。

アスベストが引き起こす健康被害について

アスベストの危険性の高さは、その微細さにあります。
アスベスト吹き付けなどの作業で粉塵アスベストを吸い込むことで、アスベストが肺に残り健康被害を引き起こします。
発症する主な病気には「肺線維症」「肺癌」「悪性中皮腫」などがあります。
誤解されやすいのですが、建材にアスベストが使われている家屋に住むだけでは健康リスクはほとんどありません。
家屋の解体作業などで建材に使われていたアスベストの粉塵が撒き散らされ、それを吸うことが問題になります。
潜伏期間は20年~50年と長く、発がんリスクがタバコの半分であるため、アスベストの影響の可能性があるガンが発見されてもアスベストが原因と認定されないケースもあり問題となっています。